副社長は今日も庇護欲全開です
「ん……。ふ……」

優しく服を脱がされて、素肌が重なり合う。唇に首筋に、体じゅうにキスをされ、甘い声が漏れていった。

こんなに満たされる想いがするのは、側にいてくれるのが直哉さんだから……。

「直哉さ……ん」

息を乱す私を、直哉さんは肩で大きく呼吸をしながら見つめている。

「陽菜、もっと声を聞かせて。俺だけが聞ける、きみの可愛い声を……」

そう言った直哉さんは、私を強く抱きしめると、それまで以上にベッドをきしませた。

◇ ◇ ◇

「とても綺麗ですね……」

二度目のお泊りで、ゆっくり夜景を見ることができて、私はしばらくその景色にみとれる。

前回は、直哉さんとの甘い時間に酔いしれていて、ほとんど見ることができなかったから。

今夜は暖かいこともあり、バルコニーで彼とお酒を堪能していた。

夕食は、ケータリングで済ませ、お風呂も入り終えている。明日は仕事だから、早く寝ないといけない……そう思うのに、直哉さんと過ごす時間がもったいなくて、まだ起きていたかった。
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