桜色
と、そんな幸せも束の間。

向こうにいた先輩の友達が、先輩を呼ぶ。



残念…夢の時間はあっという間に、一瞬で終了。


小さく溜め息をつきそうになっていると、先輩が私のほうに向きなおる。


そして、何故かこちらに近付いてきて…


えっ…何?


ドキドキしながら、立ち尽くしていると…


先輩が目の前まで来た。


トクン、トクン…。


心音が耳に大きく響く。
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