君がいて、僕がいる。

まぁ、もう少しこのままでいいか…なんて思っていたら

～♪～♪～♪

私のケータイが家族からの電話を告げる音楽を鳴らしていた。

「……ごめ、ちょっと待ってて」


さすがの圭介も私から離れ、私はカバンからケータイを取り出すと、着信は将希からだった。


「あ、将希だ。
もしもーし」

『真希帰ってこいよ！！』

「うわ、なんかキレてる」


なんだこいつは。なんでこんなキレてるんだよ


『イマドコ！早く帰ってこいよ！』

「今圭介んちだけど…なんか用？」

『今くそ親父いてまさかの出禁状態なんだよ！！』

「……出禁って、来ないでくださいってときに使うんじゃないの？」

『どうでもいいわ！！』


・・・まぁなんだっていいけど
とりあえず監禁状態ってことね？


「でもなんでまた」

『帰ってきてから説明するわ！！
とりあえずくっそ腹立ってるから早く帰ってこい！』

「私に当たられても」


なんて言ってたら電話をぶち切られた。


「……なんだよ、もー…」

「将希、キレてんの？」

「あーうん。珍しく私にも怒鳴ってる。
普段は私にはまぁ優しくはないけど普通なのに…」

「……もう帰る？」

「んー、でもお腹も空いたし帰ってもろくなもの食べれないからここで一緒にお好み焼きを食べたいやつ」

「やったー。
じゃあ準備する～」

「手伝うー」


……ま、予定よりは早いけど
今日もそれなりに一緒にいられたし、いっか。
朝からというか昨日からずっと一緒だもんね。