君がいて、僕がいる。



その後、圭介がご飯を食べていないというからまたご飯を食べに……になるんだけど

「私さっき優斗くんとファミレス行ったんだよね」

だからまたいくのもなんだかなぁと思っていたら、横を歩く圭介の顔が強ばっていた。


「やめた。うちいこ。」

「え!?」

「木村と行ったとこなんか行けるか」

「……なんか、前から思ってたけど、なんで圭介ってそんな嫉妬深いの?」

「はぁ?理由なんかわかんない」

「でもそんだけかっこよかったら十分じゃん」

「んー、結局自分に自信がないからじゃん?
俺全然いいとこないのに対して、木村はいいとこだらけなわけじゃん?
こんな俺を見捨てないいいやつなわけだし、勉強もスポーツもできて頼りになる生徒会長なわけだし
イケメンだしな。

だから木村相手だとあせる。俺の真希がー!!って。」


「あはは、なにそれ。
でも優斗くんは別に好きな人いるから全然関係ないよ」

「は!?え、まじ?誰?」

「それはさすがに言えません。
本人から聞いてくださいなっ」

「くっそー。絶対聞き出してやる!!」


いや、どこに燃えてんのさ。
……でも、やっぱり圭介はこうじゃなきゃ、ね……


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