手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~
私は朝食を食べて急いで学校にむかった。
よりによって数学のテストは一時限目からある。
本当にほとんど対策ができてないし崖っぷちだ!!
「おはよう。志芳ちゃん」
「おはよう」
教室に入ると、志芳ちゃんはいつものように読書をしていた。
「昨日の勉強会どうだった? テストいけそう?」
「別に、私は何の問題もないわ。
あいつらも今は必死で詰め込んでる」
志芳ちゃんが指差すと、愛子ちゃんと丸ちゃんは自分の席で志芳ちゃんお手製のノートをみていた。
志芳ちゃんのノートにはテストででそうなところがピックアップされていて、それを覚えるだけで平均点くらい取れたりする。