...好き。



その瞬間、ポタっと私の目から涙が出た。

「っええ!?君、どうしたの!?」



中学生入ってすぐ、私に笑顔をくれたSTAR。

全員、ここにいる。私の目の前に。


「……」
溢れる涙を隠しながら、ひょこひょこと
足をひきづりながら学園へ入った。


「橋本さん!おはよう」

友人のそんな声も耳に入ってくるけれど、
そんな事は脳で止められない。



今は…頭がいっぱいいっぱい。




< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop