社内恋愛狂想曲
・伊藤くんは私と護が付き合っていることと、護が浮気していることに気付いている。(詳しい経緯と情報の出所は不明)

・伊藤くんは私に対して恋愛感情はないが、ラクそうだから結婚はしてもいいと思っている。

追記その1・伊藤くんはおそらく営業部にいる元カノにまだ未練がある。(元カノが誰なのかは不明)

追記その2・母から結婚を急かされているが、現実的に見て護との結婚は考えられない。

追記その3・お見合いも辞さない覚悟である。(条件:誠実で優しい人)

『……以上を踏まえた上で案のある人!』

司会者が威勢よく声を張り上げるけれど、会議の出席者は誰一人として手を挙げることなく、申し訳なさそうに無言でうつむいている。

『ひとつでもいいから何かしら案を出せないのか!しっかりしろ、私!』

『…………』

……ダメだこりゃ。

心の中で自分で自分に一喝してもなんの解決にもならない。
 
そもそも、チョロい私が何人いたところで、そんなしたたかな方法を思い付くわけがないんだから。

< 133 / 1,001 >

この作品をシェア

pagetop