社内恋愛狂想曲
まずは忘れないうちに目的の祝儀袋を選び、文房具コーナーへ向かっていると、雑誌コーナーにさしかかった。
この間伊藤くんがコンビニで買ったブライダル雑誌が平積みにされていて、“幸せを呼ぶピンクの婚姻届”のPOPがとても目を引く。
今までじっくり中身を見たことがないけど、ブライダル雑誌ってどんな感じなのかな?
今度珠理が式を挙げる結婚式場も載っているだろうか。
ちょっとした好奇心で、ブライダル雑誌の見本誌を手に取りパラパラとページをめくっていると、隣に立った人が、流行りの付録つき女性ファッション誌を数冊手に取った。
「佐野主任じゃないですかぁ」
「えっ?」
思いがけず名前を呼ばれ顔を上げると、付録つき女性ファッション誌を手に奥田さんが立っていた。
本当にどうして私はこんなに、外出時の知り合い遭遇率が高いんだろう?
「この本屋さん、リニューアルしてから雑誌の種類がすごく増えましたよね。佐野主任はどんな雑誌読むんですか?」
「あー……私はちょっとね……」
奥田さんがブライダル雑誌を立ち読みしている私を鼻で笑っているような気がした。
この間伊藤くんがコンビニで買ったブライダル雑誌が平積みにされていて、“幸せを呼ぶピンクの婚姻届”のPOPがとても目を引く。
今までじっくり中身を見たことがないけど、ブライダル雑誌ってどんな感じなのかな?
今度珠理が式を挙げる結婚式場も載っているだろうか。
ちょっとした好奇心で、ブライダル雑誌の見本誌を手に取りパラパラとページをめくっていると、隣に立った人が、流行りの付録つき女性ファッション誌を数冊手に取った。
「佐野主任じゃないですかぁ」
「えっ?」
思いがけず名前を呼ばれ顔を上げると、付録つき女性ファッション誌を手に奥田さんが立っていた。
本当にどうして私はこんなに、外出時の知り合い遭遇率が高いんだろう?
「この本屋さん、リニューアルしてから雑誌の種類がすごく増えましたよね。佐野主任はどんな雑誌読むんですか?」
「あー……私はちょっとね……」
奥田さんがブライダル雑誌を立ち読みしている私を鼻で笑っているような気がした。