社内恋愛狂想曲
メニューの一点をじっと見ていたのは、葉月と伊藤くんの会話が気になって聞き耳を立てていたわけではなくこれだったのかと納得する。
食事をしながら、先ほど聞いたことの真相について話しているときも、瀧内くんはあまり興味なさそうに黙々と食べ続けていた。
「これは私の憶測だけど、おそらく茂森さんは伊藤くんが葉月の彼氏だってことを、なんらかの経緯で知っていて、わざと誤解を与える言い方をしたんじゃないかなーと思うんだよね」
私がそう言うと、葉月が切り分けたチキンソテーを口に入れてうーんと唸る。
「シゲに紹介したことないけどなぁ……」
「写真を見たとか、スマホの待ち受けとか……もしかしたら、幼なじみの勘でなんとなくわかったとか?」
「どうやろなぁ……」
そればっかりは茂森さん本人に聞いてみないことにはわからない。
「そのときはパニクって聞けなくても、後で戻るなり電話するなりして、あいつ誰だって聞けば良かったのに」
瀧内くんがすっかり冷めたフライドポテトに手を伸ばしながらボソボソ呟く。
確かにそうだと思った後で、私はひとつの疑問にぶつかり、ハンバーグを切り分けながら首をかしげた。
「志織、どないしたん?」
食事をしながら、先ほど聞いたことの真相について話しているときも、瀧内くんはあまり興味なさそうに黙々と食べ続けていた。
「これは私の憶測だけど、おそらく茂森さんは伊藤くんが葉月の彼氏だってことを、なんらかの経緯で知っていて、わざと誤解を与える言い方をしたんじゃないかなーと思うんだよね」
私がそう言うと、葉月が切り分けたチキンソテーを口に入れてうーんと唸る。
「シゲに紹介したことないけどなぁ……」
「写真を見たとか、スマホの待ち受けとか……もしかしたら、幼なじみの勘でなんとなくわかったとか?」
「どうやろなぁ……」
そればっかりは茂森さん本人に聞いてみないことにはわからない。
「そのときはパニクって聞けなくても、後で戻るなり電話するなりして、あいつ誰だって聞けば良かったのに」
瀧内くんがすっかり冷めたフライドポテトに手を伸ばしながらボソボソ呟く。
確かにそうだと思った後で、私はひとつの疑問にぶつかり、ハンバーグを切り分けながら首をかしげた。
「志織、どないしたん?」