社内恋愛狂想曲
私は葉月のそんなところが、そこはかとなくかわいいと思う。
「おはようございます。すみません、朝から見苦しいものお見せして」
「いや、そんなことないと思うけど?」
「とりあえず……顔作ってきますんで、洗面所お借りしますー!」
葉月はすごい速さで洗面所に駆け込んだ。
そんな葉月がおかしくて、私と三島課長は思わず笑ってしまう。
「顔作るって……木村はいつも面白いなぁ」
「作る必要なんかないのに」
「そういえば……佐野の素顔を見逃した。見たかったな」
「……見なくていいです」
いつも別人みたいになるほどの化粧をしているわけではないけれど、これだけは守っておきたい。
女性にとっては最後の砦のようなものだ。
寝起きの素顔を晒せるほどの関係になるには、それなりの年月とか親密度が必要だと思う。
たとえ相手が超絶いい人の三島課長でも、寝起きの素顔を見られなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろした。
「おはようございます。すみません、朝から見苦しいものお見せして」
「いや、そんなことないと思うけど?」
「とりあえず……顔作ってきますんで、洗面所お借りしますー!」
葉月はすごい速さで洗面所に駆け込んだ。
そんな葉月がおかしくて、私と三島課長は思わず笑ってしまう。
「顔作るって……木村はいつも面白いなぁ」
「作る必要なんかないのに」
「そういえば……佐野の素顔を見逃した。見たかったな」
「……見なくていいです」
いつも別人みたいになるほどの化粧をしているわけではないけれど、これだけは守っておきたい。
女性にとっては最後の砦のようなものだ。
寝起きの素顔を晒せるほどの関係になるには、それなりの年月とか親密度が必要だと思う。
たとえ相手が超絶いい人の三島課長でも、寝起きの素顔を見られなくて良かったと、ホッと胸を撫で下ろした。