社内恋愛狂想曲
テーブルに落としてしまった卵焼きを拾って口に入れると、いつも母が作ってくれた卵焼きとはまったく違う味がした。
母の作った卵焼きは甘かったけれど、三島課長の作った卵焼きは塩味だった。
母がいつも卵焼きには砂糖を入れるから卵焼きとはそういうものだと思い込んで、自分で作るときにも砂糖を入れていたけれど、こっちの方が断然美味しい。
「わぁ、この卵焼き美味しい!私もこの卵焼きなら毎日食べたいです!」
あまりの美味しさに感動して、その言葉は私の口から自然に飛び出した。
また卵焼きに手を伸ばし、子どもみたいに頬張る。
「そうか?それなら良かった。いっぱい食えよ」
三島課長はどことなく嬉しそうだ。
自分が作った料理を「美味しい」と言って食べてもらえることが嬉しいと思うのは、私も同じだと思う。
「食べ物の好みはバッチリ合うみたいですね」
瀧内くんの言葉で、“結婚するなら食べ物の好みが合う人がいい”という先輩の言葉を思い出した。
確かに長い人生を共にするなら、味噌汁や卵焼きの味付けで朝からもめたりしない人の方が、平穏に暮らせるだろうなと思った。
母の作った卵焼きは甘かったけれど、三島課長の作った卵焼きは塩味だった。
母がいつも卵焼きには砂糖を入れるから卵焼きとはそういうものだと思い込んで、自分で作るときにも砂糖を入れていたけれど、こっちの方が断然美味しい。
「わぁ、この卵焼き美味しい!私もこの卵焼きなら毎日食べたいです!」
あまりの美味しさに感動して、その言葉は私の口から自然に飛び出した。
また卵焼きに手を伸ばし、子どもみたいに頬張る。
「そうか?それなら良かった。いっぱい食えよ」
三島課長はどことなく嬉しそうだ。
自分が作った料理を「美味しい」と言って食べてもらえることが嬉しいと思うのは、私も同じだと思う。
「食べ物の好みはバッチリ合うみたいですね」
瀧内くんの言葉で、“結婚するなら食べ物の好みが合う人がいい”という先輩の言葉を思い出した。
確かに長い人生を共にするなら、味噌汁や卵焼きの味付けで朝からもめたりしない人の方が、平穏に暮らせるだろうなと思った。