社内恋愛狂想曲
瀧内くんがどことなく楽しそうに見えるのは、気のせいなんかじゃないと思う。
いつもはクールな切れ長の目が、キレイに拭かれたレンズ越しに笑っている。
もしかして、護か奥田さんに対して個人的に恨みでもあるんだろうか。
瀧内くんって敵にまわすと怖い相手なのかも知れないなどと思いながらビールを飲んでいると、葉月がすごい勢いでビールを飲み干して、私の背中をバシンと叩いた。
その拍子に私は思いっきりビールを吹き出してしまい、慌てておしぼりで口の周りを拭う。
「ちょっ……痛いよ、葉月!!」
「志織、瀧内の言うとおりやで!いっそのこと別れる覚悟で……いや、ちゃうな。橋口みたいな浮気モン、捨てるつもりでガッツリ仕返ししたれ!私も協力する!」
「う……うん……」
酔った葉月の気迫に押されて思わずうなずくと、瀧内くんはハッキリとわかるくらいに口元に笑みを浮かべて、スーツのポケットからスマホを取り出した。
「じゃあ次は作戦会議ですね。でも今日はもう遅いので、連絡先だけ交換して解散しましょう」
瀧内くんがどうするつもりなのかはわからないし、果たしてうまくいくかはわからないけれど、どちらにしても護と別れる覚悟だけはしておいた方が良さそうだ。
いつもはクールな切れ長の目が、キレイに拭かれたレンズ越しに笑っている。
もしかして、護か奥田さんに対して個人的に恨みでもあるんだろうか。
瀧内くんって敵にまわすと怖い相手なのかも知れないなどと思いながらビールを飲んでいると、葉月がすごい勢いでビールを飲み干して、私の背中をバシンと叩いた。
その拍子に私は思いっきりビールを吹き出してしまい、慌てておしぼりで口の周りを拭う。
「ちょっ……痛いよ、葉月!!」
「志織、瀧内の言うとおりやで!いっそのこと別れる覚悟で……いや、ちゃうな。橋口みたいな浮気モン、捨てるつもりでガッツリ仕返ししたれ!私も協力する!」
「う……うん……」
酔った葉月の気迫に押されて思わずうなずくと、瀧内くんはハッキリとわかるくらいに口元に笑みを浮かべて、スーツのポケットからスマホを取り出した。
「じゃあ次は作戦会議ですね。でも今日はもう遅いので、連絡先だけ交換して解散しましょう」
瀧内くんがどうするつもりなのかはわからないし、果たしてうまくいくかはわからないけれど、どちらにしても護と別れる覚悟だけはしておいた方が良さそうだ。