社内恋愛狂想曲
自分の席に戻った私は、有田課長や部下たちと話しながら、何事もなかったかのようにお酒を飲んだ。

さすがウォッカだ、いつもの部署の飲み会よりいい感じで酔いが回っている気がする。

今なら三島課長の偽婚約者にでも詐欺師にでも、何にだってなれそうだ。

そんなことを密かに思いながら、歓迎会を終える頃にはウォッカを一瓶空けてしまった。


二次会は生産管理課と二課のメンバーが合流すると幹事が言うと、生産管理課の若い女性たちはイケメンの独身男性の多い営業部との交流を深められることに色めき立った。

その結果、いつもより二次会に出席する人数が格段に多い。

生産管理課は女性の多い職場だし、室内に籠りきりで刺激がほとんどないから、みんな出会いや刺激を求めているんだろう。

歓迎会のみに出席した人たちが店を出た後、生産管理課の二次会出席者は全員テーブル席に移って二課と合流した。

若い者は若い者同士、中堅の者は中堅の者同士で固まり、それぞれに楽しもうとしているようだ。

どこへ座ろうかと思っていると、二次会では一緒に飲もうと言っていた瀧内くんが、私と有田課長のところへやって来た。

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