社内恋愛狂想曲
「さっき1階のエレベーターの前で下坂課長補佐と会ってね、そう言ってたからびっくりして……」
「ああ、午後の会議の資料でどうしても確認が必要なことがあるって言って、さっき来てたんだ。用が済んだらすぐ帰ったけど」
もう以前のように付きまとったり迫ったりはしないだろうけど、下坂課長補佐が純粋に仕事のことで潤さんの病室を訪れたのだと知って、なんとなく安心する。
「重体って言うから、もしかしたら話もできないくらいの危険な状態なのかと思ったけど、ちゃんと意識もあるし普通に会話もできてホッとした」
私がそう言って潤さんの方をチラッと見ると、瀧内くんは呆れた様子でため息をついた。
「ああ……たぶんそれは重傷の言い間違いですね。あの人そういう雑でそそっかしいところがあるから、仕事中もよく言葉を間違えるんですよ。潤さんは肋骨にヒビ、左足を骨折、頭を5針縫う怪我をしたので重傷です。左足は手術もしたんですよ」
「そんなに……?」
軽傷で済んだ私とは大違いだ。
よほどすごい事故だったのだろう。
「頑丈な志織さんとは大違いですね」
瀧内くんも私と同じことを考えていたらしい。
「ああ、午後の会議の資料でどうしても確認が必要なことがあるって言って、さっき来てたんだ。用が済んだらすぐ帰ったけど」
もう以前のように付きまとったり迫ったりはしないだろうけど、下坂課長補佐が純粋に仕事のことで潤さんの病室を訪れたのだと知って、なんとなく安心する。
「重体って言うから、もしかしたら話もできないくらいの危険な状態なのかと思ったけど、ちゃんと意識もあるし普通に会話もできてホッとした」
私がそう言って潤さんの方をチラッと見ると、瀧内くんは呆れた様子でため息をついた。
「ああ……たぶんそれは重傷の言い間違いですね。あの人そういう雑でそそっかしいところがあるから、仕事中もよく言葉を間違えるんですよ。潤さんは肋骨にヒビ、左足を骨折、頭を5針縫う怪我をしたので重傷です。左足は手術もしたんですよ」
「そんなに……?」
軽傷で済んだ私とは大違いだ。
よほどすごい事故だったのだろう。
「頑丈な志織さんとは大違いですね」
瀧内くんも私と同じことを考えていたらしい。