社内恋愛狂想曲
潤さんは私の駅での事故を知らされていなかったようだ。
二人とも事故で怪我をして偶然同じ病院に入院していたなんて、普通なら考えられない。
「志織さんは先週の水曜日、出張の帰りに事故にあったんです。駅の階段の一番上から下まで、一気に転げ落ちたんですよ」
「ええっ?!なんですぐに教えてくれなかったんだよ!」
「そりゃ潤さんがこんな状態だからですよ。教えたら止めたって這ってでも志織さんのところに行こうとするでしょう?」
図星だったのか、潤さんはばつの悪そうな顔をして頬をかいている。
「幸い志織さんは、奇跡的に左腕の骨折と全身に数か所の打撲とかすり傷程度の怪我で済んだんですけどね、この病院に1泊2日の入院をしていたんですよ」
「この病院に……?だったらなおさら教えてくれよ……」
もしかして、潤さんも私がお見舞いに来なかったことを気にしていたのかも知れない。
不謹慎かも知れないけれど、どうして来てくれないのかと私ばかりが思っていたわけじゃないのだと思うと、少し……いや、かなり嬉しい。
「それにしても……志織さんにはあえて潤さんのことを知らせなかったのに、潤さんが重体だなんて一体誰から聞いたんです?」
二人とも事故で怪我をして偶然同じ病院に入院していたなんて、普通なら考えられない。
「志織さんは先週の水曜日、出張の帰りに事故にあったんです。駅の階段の一番上から下まで、一気に転げ落ちたんですよ」
「ええっ?!なんですぐに教えてくれなかったんだよ!」
「そりゃ潤さんがこんな状態だからですよ。教えたら止めたって這ってでも志織さんのところに行こうとするでしょう?」
図星だったのか、潤さんはばつの悪そうな顔をして頬をかいている。
「幸い志織さんは、奇跡的に左腕の骨折と全身に数か所の打撲とかすり傷程度の怪我で済んだんですけどね、この病院に1泊2日の入院をしていたんですよ」
「この病院に……?だったらなおさら教えてくれよ……」
もしかして、潤さんも私がお見舞いに来なかったことを気にしていたのかも知れない。
不謹慎かも知れないけれど、どうして来てくれないのかと私ばかりが思っていたわけじゃないのだと思うと、少し……いや、かなり嬉しい。
「それにしても……志織さんにはあえて潤さんのことを知らせなかったのに、潤さんが重体だなんて一体誰から聞いたんです?」