社内恋愛狂想曲
「潤さんが退院したら、志織さんも潤さんの家に住めばいいんじゃないですか?そうすれば葉月さんと僕と志岐くんで3人一緒に二人の生活をサポートできるし、僕らが帰ったあとは潤さんと志織さん二人で助け合って、なんとかできると思うんですけど」

瀧内くんの提案を聞いて、私たちはしばらく黙り込んだ。

いくらなんでもそれは……と私が言いかけたとき、葉月が瀧内くんの両肩を思いきり叩いた。

「それええな!めっちゃ合理的や!」

「そうしたら僕と志岐くんの食事も用意してくれますよね?」

「当たり前やん!でも手伝いはしてもらうで」

「仰せのままに」

私と潤さんの意見も聞かずに話は勝手に進んでいく。

潤さんは心なしか嬉しそうに見えた。

「それじゃあ、運んでも大丈夫な荷物はあとで送るついでに預かりますよ」

「そうしよか」

「なんなら土曜日に、志織さんの家にある荷物も運べるものだけでも運びますか?」

呆気に取られて黙って聞いているうちに、私の部屋の荷物まで運ぶ話になっている。

それはいわゆる“引っ越し”なのでは?

さすがにこのまま黙っているわけにはいかない。

「あのー……ちょっといい?」

「ん?なんや?」

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