社内恋愛狂想曲
「二人とも周りに気を遣って、自分のことはいろいろあきらめようとするじゃないですか。僕らもいつまでもそばにいて二人の背中を押し続けられるわけではないので、お互いが相手のことを本当に好きなら、自分たちで解決してもらいたいなと思ったんですよ。それで、相手の状況もわからず会いたくても会えない状態が続いたらどうするのかなと」
何も言わなくても瀧内くんにはお見通しだったようだ。
結局私は瀧内くんの思惑通り、潤さんとまったく連絡が取れなくなったことにうろたえ、親や親しい同僚の前で取り乱して泣きわめいて、私にとって一番大切なのは、何があっても潤さんと一緒にいることだと気付いた。
それに関しては感謝するけれど、やっぱり瀧内くんは私にとって、得体の知れない謎多き存在だと思う。
「つまり私はずっと瀧内くんの手のひらで転がされてたってことだね。……悔しいけど」
「なんにせよ、二人が収まるところに収まってくれて良かったです。僕は潤さんには本当に幸せになって欲しいので、ずっとそばで見守って来ましたけど……これからは潤さんのことは志織さんにお願いしますね」
瀧内くんはもう遠くへ離れて行ってしまう人のような口ぶりで、潤さんを私に託した。
「え……?なんでそんなに改まって……」
「だって志織さんはこれから潤さんの妻になるんですよ?僕がいつまでも二人にくっついてたらおかしいでしょう」
何も言わなくても瀧内くんにはお見通しだったようだ。
結局私は瀧内くんの思惑通り、潤さんとまったく連絡が取れなくなったことにうろたえ、親や親しい同僚の前で取り乱して泣きわめいて、私にとって一番大切なのは、何があっても潤さんと一緒にいることだと気付いた。
それに関しては感謝するけれど、やっぱり瀧内くんは私にとって、得体の知れない謎多き存在だと思う。
「つまり私はずっと瀧内くんの手のひらで転がされてたってことだね。……悔しいけど」
「なんにせよ、二人が収まるところに収まってくれて良かったです。僕は潤さんには本当に幸せになって欲しいので、ずっとそばで見守って来ましたけど……これからは潤さんのことは志織さんにお願いしますね」
瀧内くんはもう遠くへ離れて行ってしまう人のような口ぶりで、潤さんを私に託した。
「え……?なんでそんなに改まって……」
「だって志織さんはこれから潤さんの妻になるんですよ?僕がいつまでも二人にくっついてたらおかしいでしょう」