社内恋愛狂想曲
「開けてからのお楽しみです」

一体何が入っているのだろうと気になったけど、言われるまま中は見ずに、他の荷物と一緒に車に積み込んだ。


ショッピングモールで買った大量の荷物を持って帰ると、潤さんは目を丸くして驚いた。

「あれ?買い物に行ってたのか?部屋の荷物は?」

「帰りに必要なものを買ってきた。部屋のものはこれ以外全部処分することにしたの」

スポーツバッグを指さして言うと、潤さんは不思議そうに首をかしげた。

「全部って……。なんでまた?」

直接水に濡れていなくても臭いと湿気がひどかったことと、気持ちよく新生活を始めるために処分することにしたと話すと、潤さんはなるほどといった様子でうなずいた。

「そうか、それじゃあしょうがないな。しかし思いきったなぁ……」

「うん。思いきって古いものは捨てることにしたら、すごく気持ちが軽くなった」

「そうか、それなら良かった。じゃあ……少し遅くなったけど昼飯にするか。みんな腹減ってるだろう?」

潤さんがそう言うと、伊藤くんと瀧内くんは飛び跳ねるようにして潤さんの方を振り返った。

「志岐、玲司、手を洗って食事の準備をしようか」

「はい!」

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