社内恋愛狂想曲
「あっ、そうだ。志織にこれ買ってきた」
潤さんはコートのポケットから、温かい缶コーヒーを取り出して私の右手に握らせた。
「あの部屋寒かっただろ?」
「うん、ありがとう」
缶コーヒーで冷えた指先をあたためていると、潤さんはまたポケットの中を探り、小さな箱を取り出した。
「それからこれも……」
缶コーヒーを膝の上に置いてそれを受け取ると、潤さんが蓋を開いてくれる。
私は箱の中を見た瞬間、突然のことに驚き大きく目を見開いた。
箱の中には大粒のダイヤがあしらわれた指輪が入っている。
「えっ、これって……」
「退院していきなり入籍することが決まって、婚約指輪渡す暇もなかったから…… さっきゆう子さんに頼んで近くの店に連れていってもらって……」
「ええっ、今買ってきたの?!」
潤さんと一緒になれるだけで嬉しくて幸せで、私はこの世に婚約指輪なんてものがあることすら忘れていたのに、今日これから入籍するというこのタイミングで、まさか潤さんがこんなサプライズを仕掛けて来るなんて!
潤さんはコートのポケットから、温かい缶コーヒーを取り出して私の右手に握らせた。
「あの部屋寒かっただろ?」
「うん、ありがとう」
缶コーヒーで冷えた指先をあたためていると、潤さんはまたポケットの中を探り、小さな箱を取り出した。
「それからこれも……」
缶コーヒーを膝の上に置いてそれを受け取ると、潤さんが蓋を開いてくれる。
私は箱の中を見た瞬間、突然のことに驚き大きく目を見開いた。
箱の中には大粒のダイヤがあしらわれた指輪が入っている。
「えっ、これって……」
「退院していきなり入籍することが決まって、婚約指輪渡す暇もなかったから…… さっきゆう子さんに頼んで近くの店に連れていってもらって……」
「ええっ、今買ってきたの?!」
潤さんと一緒になれるだけで嬉しくて幸せで、私はこの世に婚約指輪なんてものがあることすら忘れていたのに、今日これから入籍するというこのタイミングで、まさか潤さんがこんなサプライズを仕掛けて来るなんて!