社内恋愛狂想曲
社会人になって間もない頃、潤さんにバレーボールサークルを発足するから参加しないかと誘われたときに、ずっと好きで忘れられなかった初恋の里美さんも参加すると知ってサークルに入ったらしい。
瀧内くんの一途さは潤さんをも上回る。
再会したあとは、もう子どもじゃない自分を受け入れてもらうために、長期戦を覚悟の上で何度も里美さんにアプローチを繰り返し、その甲斐あって見事結婚にまで至ったということだった。
「初恋は実らないっていうのは嘘ですね」
瀧内くんが少し得意気にそう言うと、伊藤くんはため息をついた。
「社内恋愛はめんどくさいとかあれだけ言っておいて……自分はサークル内恋愛じゃん。やっぱめんどくさいから誰にも話さなかったのか?」
「いえ、誰も聞かないから言わなかっただけです」
確かに二人ともいい歳をした大人だから、誰に聞かれてもいないのに自分から交際を公表するなんてことはしないだろう。
「それにしても、とても二人が付き合ってるようには見えなかったぞ?」
「そうですか?僕は里美さんにだけは散々かわいいって言ってましたけど。まぁ、サークルにはバレーをしに行っているわけだし、ONとOFFの切り替えは大事ですからね」
瀧内くんの一途さは潤さんをも上回る。
再会したあとは、もう子どもじゃない自分を受け入れてもらうために、長期戦を覚悟の上で何度も里美さんにアプローチを繰り返し、その甲斐あって見事結婚にまで至ったということだった。
「初恋は実らないっていうのは嘘ですね」
瀧内くんが少し得意気にそう言うと、伊藤くんはため息をついた。
「社内恋愛はめんどくさいとかあれだけ言っておいて……自分はサークル内恋愛じゃん。やっぱめんどくさいから誰にも話さなかったのか?」
「いえ、誰も聞かないから言わなかっただけです」
確かに二人ともいい歳をした大人だから、誰に聞かれてもいないのに自分から交際を公表するなんてことはしないだろう。
「それにしても、とても二人が付き合ってるようには見えなかったぞ?」
「そうですか?僕は里美さんにだけは散々かわいいって言ってましたけど。まぁ、サークルにはバレーをしに行っているわけだし、ONとOFFの切り替えは大事ですからね」