クールな次期社長と愛されオフィス
夜の会議も無事終わり、私は店へ急いだ。
秘書のスイッチオフ!
大きく息を吐いて店の扉をくぐり厨房の奧で着がえた。
「お疲れさまです」
珈琲を煎れながらアルバイトの藤山ミズキがにこっと笑いかける。
ミズキは2年前からここでバイトしている現役大学生で20歳のフレッシュ店員。
若いけど言うことややってることは古くさくて私と話が合うんだよね。
お互い将来カフェを持つのが夢で、一緒にお店持てたらいいねーなんて話していた。
エプロンを着けてカウンターの前に立つ。
賑わう店内に、扉のベルがカランカランと響き渡った。
「いらっしゃいませ」
扉の方に顔を向けると、このお店には初めて来たお客だろうか。
見たことがない男性が入ってきた。
いかにも仕立てのよさそうなスーツをビシッと着こなした長身の彼は、カウンターを挟んで私の目の前に座った。
スッとした切れ長の目は、カウンターに置かれたメニュー表をじっと眺めていた。
クールに結ばれた口元はとても品がよくて、いわゆる誰が見てもイケメンの部類だ。しかもかなり上質の。
まだ若そうだけど、この品格と落ち着きはどこかの社長ってとこかしら?
「ここ、紅茶が美味しいって聞いたんだけど」
ふいにその彼は口を開いた。
そして相変わらず無表情のまま私の方に視線を上げた。
思わずその目にドキッとする。
だって、こんなクールなイケメンお店で接客したことないんだもん。
しかも、珈琲店でいきなり紅茶頼んでくるお客も初めてだった。
秘書のスイッチオフ!
大きく息を吐いて店の扉をくぐり厨房の奧で着がえた。
「お疲れさまです」
珈琲を煎れながらアルバイトの藤山ミズキがにこっと笑いかける。
ミズキは2年前からここでバイトしている現役大学生で20歳のフレッシュ店員。
若いけど言うことややってることは古くさくて私と話が合うんだよね。
お互い将来カフェを持つのが夢で、一緒にお店持てたらいいねーなんて話していた。
エプロンを着けてカウンターの前に立つ。
賑わう店内に、扉のベルがカランカランと響き渡った。
「いらっしゃいませ」
扉の方に顔を向けると、このお店には初めて来たお客だろうか。
見たことがない男性が入ってきた。
いかにも仕立てのよさそうなスーツをビシッと着こなした長身の彼は、カウンターを挟んで私の目の前に座った。
スッとした切れ長の目は、カウンターに置かれたメニュー表をじっと眺めていた。
クールに結ばれた口元はとても品がよくて、いわゆる誰が見てもイケメンの部類だ。しかもかなり上質の。
まだ若そうだけど、この品格と落ち着きはどこかの社長ってとこかしら?
「ここ、紅茶が美味しいって聞いたんだけど」
ふいにその彼は口を開いた。
そして相変わらず無表情のまま私の方に視線を上げた。
思わずその目にドキッとする。
だって、こんなクールなイケメンお店で接客したことないんだもん。
しかも、珈琲店でいきなり紅茶頼んでくるお客も初めてだった。