秘める二人の、叶わぬ恋の進め方。
ちょうど近くを通ったウェイターさんに
最上さんが注文を伝えてくれて、
二人で料理が運ばれてくるのを待った。
水を飲みながら、コップの奥からちらっと
最上さんを伺う。
向かいあって座っているのだから目を合わせないなんて不可能だけど、それでも最上さんの顔を見るのはこれで最後なのかと思うと、逆に顔みれない‥。
「今宵さん‥どうかした?」
「いえ。その、お腹空いたなって思って」
目を反らしたままそう答える。
今日、どうした?って最上さんに気を使わせたのはこれが初めてじゃない。
そんな事に気がついて、
なんだか自分の中の何かが吹っ切れたような気がした。
「‥‥最上さん、九条さんにクリスマスを過ごす相手が出来たって、それって、恋人ができたって事ですか」