君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
恐縮しながら脱いだ洋服を持ち出ていくと、レジには他にもたくさんの洋服が山積みされていた。


「悠馬さん、これは?」
「俺の趣味を押し付けていい? 翔みたいにセンスよくないけど、ここには翔が納得したものしか置いてないから多分大丈夫」


全部私の?


「ちょっと待ってください。たしかに素敵な洋服ばかりですけど、買っていただくわけには……」
「先行投資、葉月もするだろ? いつか、葉月を俺だけのものにするから問題ない」


『俺だけの』って……。
キョトンとしていると彼は白い歯を見せる。


「逃がさないって言ってるんだ」


店員さんがレジで処理をしている間に、耳元でつぶやかれ腰が砕けそうになる。

彼と一緒にいると息の吸い方を時々忘れそうになる。

結局両手いっぱいの洋服を買ってもらい、おまけに彼が持ってくれるというエスコートつき。


「悠馬さん、私が持ちます。落ち着かないです」


上司に荷物を持たせるなんて。
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