君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「ごめん。寝てた」
「お疲れですね。それなのに、私に気を使ってくださったんですね」


そう伝えると彼は首を振る。


「デートでもしてないと、葉月は帰ってしまうだろ? 少しでも長く一緒にいたかったんだ」


彼の発言に胸が締め付けられる。
そんなに私と一緒にいたいと思ってくれたの?


「あっ、怖かった?」
「はい。そりゃあもう。でも、この手があったから大丈夫でした」


驚きはしたものの、怖いと言うほどではなかったけれど、なんとなくそう伝えたい気分だった。


「それにしても、寝てたらダメだな。ホント、ごめん」


反省しきりの彼がおかしい。
こんな姿、仕事中には絶対に拝めない。


「インドから帰って来たばかりなんですよね。そりゃあ体がヘトヘトですよ。ゆっくり休んでください」
「いや、休んでる場合じゃない。人生で最大のチャンスが到来してるんだ。逃せるか」


それは、私のことを言っているの?
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