君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
おそらくあのマンションの住民御用達なのだろう。
どれもこれも、いつも行くスーパーとは価格帯が違う。


「和食、か……」


天ぷらにお寿司? そんなものはうまく作れる気がしない。

だけど、インドでカレーを食べ飽きたという彼には、やはり日本の味を食べさせてあげたい。

悩みに悩んで、煮魚を作るための銀だらや筑前煮の材料、そして卵などを買い込み、部屋に戻って早速調理開始だ。


筑前煮をチョイスしたのは、筑前煮のための野菜セットが売られていたから。
鶏肉を加えて味付けすればいい。

何度かトライしたことがある料理ばかり選択したものの、やはり自信がなくてスマホで調べながら調理を進める。


“家庭的”な女の子のほうが男性受けはいいようだけど、悠馬さんもそうなのかな。
私みたいに料理もまともにできない女子は呆れられてしまうかもしれないな。


そんなことを思いながら、なんとか作り終えたのが二時間後。
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