君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
動揺で『はい』しか言えない。

それから悠馬さんは私を車に乗せ、ゼネラル製薬に向かった。

社長に平謝りしてくれた悠馬さんは、そのまま商品開発の伊佐治さんと営業部のトップにも謝罪を繰り返す。


「三谷商事さんには失望しました。ものが入らないなんて、品質以前の問題だ」


伊佐治さんにきつく叱られ、顔を上げられない。


「おっしゃる通りです。私の監督不行き届きです。本当に申し訳ありません。患者さまには必ず行き届くように全力を尽くします。少しだけ時間をください」


悠馬さんは腰を九十度に折り謝っている。私も当然そうした。

営業部で卸の在庫を調べてもらい、余剰分を返品してもらえるように働きかけてもらったあと、再び車に乗り込む。


「余剰分を足りないところに振り分けてもらえれば、時間稼ぎができる。だが、すぐに底をつくぞ。とにかく原薬を輸入しなければ」
「……はい。本当にすみません」
< 132 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop