君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「今回も、ストライキの影響だったそうだね」
「はい。ですが、確認を怠ったのは私です。日本のように治安もよくありませんし、物流システムも未熟です。それを見越して、日本にストックを置くなどの対策を講じるべきでした」


この先、取引を続けてもらえるのなら、悠馬さんに頼んで倉庫を借りてもらう気でいる。


「お願いできる? 我々も商品の在庫をもっと持つべきだと反省したよ。いつ災害が起こって、ラインが動かせなくなってもおかしくない。そうしたら、困るのは患者さんだ」


伊佐治さんはそう言ったあと、私のうしろに控えていた悠馬さんに視線を移す。


「優秀な部下をお持ちで」
「恐縮です」


そんな。悠馬さんが導いてくれたから挽回できたのに。


「北里さんに処分は下りますか?」
「いえ。北里は十分に反省していますし、責任を取るのは私たちの仕事ですから」


悠馬さんの発言にドキッとする。
まさか、部長から降格なんてことはないよね。
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