君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
人と人の関係は、単なる商品の売り買いよりずっと複雑で難しい。

それを思い知る日々ではあるけれど、思えば小さな失敗と成功を繰り返しているのかもしれない。


悠馬さんはそっと体を離し、私に真剣な眼差しを送る。


「好きだ。俺と一緒に未来を歩いてくれないか?」
「……はい」


まるでプロポーズのような告白に、もううなずかずにはいられなかった。


「ありがとう、葉月。この決断にどれだけ勇気が必要だったかわかっているつもりだよ。だから、俺は絶対に裏切らない。安心して俺の手を握っていて」


彼の言葉に胸が熱くなる。
うれしくて泣きそうになりながらうなずくと、もう一度抱きしめてくれた。


それから彼は『フルジェンテ』というイタリアンレストランに連れていってくれた。
なんでも、煌々と光り輝くという意味のイタリア語らしい。

大理石の床にきらびやかなシャンデリア。
といっても照明は程よく落とされていて、落ち着いた雰囲気だ。

そして、革張りの黒いイスと真っ白なテーブルクロスがコントラストを作り出している。
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