君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
それでも、まだどこかで再び転落してしまうのではという不安が付きまとう。

悠馬さんは裏切ったりしないと強く信じている。
だけど、彼の両親に拒否される可能性だってあるのだ。


「俺も。ずっとこうしていたいな」
「はい」


今は余計なことを考えず、悠馬さんだけを見ていよう。
そんなことを考えた私は、彼にギュッとしがみつき目を閉じた。



それから一カ月と少し。

ライフテクノロジー事業部に金髪のスレンダーな——しかし出るところは出ている女性がやってきた。

腰まである長い髪は柔らかそうでつやつやだ。
目鼻立ちはくっきりしていて彫りが深く、日本人とはまた違うなかなかの美人。
背も百七十センチ近くありそうだ。


悠馬さんに、アメリカから以前お世話になった化粧品会社の人が商談にやってくるとは聞いていたけど、女性だとは知らなかった。


なんでも四泊五日の滞在予定で、その間、ライフテクノロジー事業部を通じて様々な仕事をしたいということだ。
< 217 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop