君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「ハーイ、ユーマ。久しぶり!」


日本語がペラペラの彼女だけど、イントネーションはやはりちょっぴり違う。

それにしてもいきなり『ユーマ』って……。

唖然としていると、立ち上がった悠馬さんのところにつかつかと歩み寄り、いきなりのハグ。

私はそれを見て、ただただ目を点にしていた。
これは文化の違いよ。と自分に言い聞かせながら。


「キャサリン、久しぶりだね」
「キャシーでいいです。他人じゃない」


他人でしょ!
なぜか沸々と怒りが湧きおこり、心の中で突っ込みを入れる。


「はー」


仕事中には珍しく、悠馬さんが大きなため息をついている。


「一ノ瀬さん、そちらは?」


町田さんが心なしか目を輝かせ食いつく。


「俺がロスに長期出張していたときにお世話になった、キャサリン・ウィルソンさんだ」


悠馬さんが皆に紹介すると「キャシーって呼んで」なんてハートマーク付きの彼女の声に、男性陣の視線が釘づけだ。
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