君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
しかし、グイッと顔を上げ、私を見つめた。


「ミス北里となにが違うの?」
「そうだな。他人のことを『イジワル』なんてさげすんだりしないところかな」
「サゲスンダリ?」


悠馬さんの言葉に、キャシーさんは首を傾げ、私は驚いていた。


「バカにしたりしないってこと。北里は、なにかに負けて悔しいと思ったら相手を下げるのではなく、それ以上の努力をして乗り越えるタイプなんだよ。だから常に向上しているし輝いている」


まさか、そんなふうに評価してもらえているとは。


「キャシーは、商品が売れないのは他社が攻撃してくるからだと言うけど、そうじゃない。今までの実績にあぐらをかいて次の手を打ってこなかったことが原因だ」
「アグラ?」
「あぁ、今までのあるものに頼って努力しないことかな。俺がそっちにいた頃と、商品構成がほとんど変わってないじゃないか」


キャシーさんは難しい顔をして肩を落としている。
< 248 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop