君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
一ノ瀬家は由緒正しき家柄のようだし、ましてや大きな商社を引っ張っていく存在。
やはり、結婚となると様々な問題があるのかもしれない。

少し前に、もしも結婚という事態になったとして、果たして私は一ノ瀬家に認めてもらえるのだろうかという不安を抱いた。

見合い相手に社長令嬢を選んだということは、悠馬さんの妻となる人には、やはりそれなりの家柄や品格を求められているはずだ。

ということは、ごく普通の会社員でしかない私ではきっと拒否される。

せっかく悠馬さんとなら歩いていけると心が傾いてきたのに、暗雲が立ち込めてきた。



日曜は元気よく送り出そうと決めていたのに、ぎこちなくしか笑えない。


「なんと今日はオムレツにチーズが入りました。ちょっとずつレベルアップしてますよ」


テンション高めに言ってみたものの、そのあとが続かなくて気まずい空気が流れてしまう。
< 266 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop