君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
電話も数日に一回というペースで交際を続けてきていたが、先週も先々週も彼は土日をまたいだ出張らしく会っていないし、電話もない。

でも、仕事に没頭する癖のある私は、さほど気にしていなかった。

だって、哲也からはプロポーズされ、もう互いの両親への挨拶も済み、あとは時間があるときに挙式の話をしようということになっていたからだ。


彼に会わないまま一カ月。
その後は何度か電話は通じて、哲也も新しい仕事をまかされたばかりで全国各地を飛び回っていると知らされ、それなら仕方がないと納得していた。


打錠機の製作は、一ノ瀬さんの的確な判断と行動力のおかげで、少しずつ完成に近づいている。

一度プロジェクトを動かし始めたら、必ず完成まで持っていかなくてはならない。
というのも今までかけたコストを回収しなければならないからだ。

だから、私も一ノ瀬さんも必死だった。
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