君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
それから四カ月ほど経った頃。
「北里、少し話がある。仕事が終わってから飯に付きあってくれない?」
「わかりました」
一ノ瀬さんからのお誘いだ。
彼と仕事帰りに一緒に夕食を楽しむこともあったけれど、こうしてわざわざ予定を空けておくように言われるのは初めてかもしれない。
彼と一緒に製薬メーカーの担当者と打ち合わせをし、会社に戻って事務処理をしたあと、食事に行くことになった。
その前にトイレに立つと、帰るところの静香とすれ違い、言葉を交わす。
「お疲れ。もう仕事終わり?」
「うん。静香も帰るんだよね」
「そう。ねぇ、ちょっと……」
彼女は私の手を引き、人気のない階段へと向かう。
「どうした?」
「今日も一ノ瀬さんと一緒だった?」
「うん、そうだけど」
「なんか言ってなかった?」
『なんか』って? いろいろ仕事の話はするけど。
「来週、打錠機の試験を製薬メーカーでするって話?」
「北里、少し話がある。仕事が終わってから飯に付きあってくれない?」
「わかりました」
一ノ瀬さんからのお誘いだ。
彼と仕事帰りに一緒に夕食を楽しむこともあったけれど、こうしてわざわざ予定を空けておくように言われるのは初めてかもしれない。
彼と一緒に製薬メーカーの担当者と打ち合わせをし、会社に戻って事務処理をしたあと、食事に行くことになった。
その前にトイレに立つと、帰るところの静香とすれ違い、言葉を交わす。
「お疲れ。もう仕事終わり?」
「うん。静香も帰るんだよね」
「そう。ねぇ、ちょっと……」
彼女は私の手を引き、人気のない階段へと向かう。
「どうした?」
「今日も一ノ瀬さんと一緒だった?」
「うん、そうだけど」
「なんか言ってなかった?」
『なんか』って? いろいろ仕事の話はするけど。
「来週、打錠機の試験を製薬メーカーでするって話?」