君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「本当は俺も北里と手がける仕事が楽しくて、駐在ではなく出張で乗り切れないかと迷っていたんだ。だけど、丁度いい機会なのかもしれないと思って」
「丁度いい機会?」


なにが丁度いいの?


「これ以上北里の近くにいたら、イヤな男になりそうなんだ」
「えっ?」


どういうこと?


「私、一ノ瀬さんにならどんなに厳しいことを言われてもついていきます。その言葉の裏にはちゃんと愛があるってわかっていますから」


これまで何度も雷を落とされてきた。
そのたびに落ち込んだりもしたけれど、彼が私の成長を見越してそうしてくれているのはわかったし、実際仕事をやり遂げたあとはいくつものスキルが身に付いていた。


「愛か……。そうだな。愛はたっぷり込めてある」


彼はなぜかクスクス笑っている。


「少しだけ時間をくれ。俺はまたライフテクノロジー事業部に戻るつもりだ。それまでにもっと成長しておくよ」
「成長なんて、私がしておきます」
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