君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
私も離れていた間の彼のことが知りたいと思ったのだ。

それからコンビニまで出かけて必要なものを買い込み、再び部屋に戻ってワインで乾杯。

一ノ瀬さんとこうして彼の部屋で一緒に飲んでいるなんて信じられないような状況だけど、決してイヤではない。


「インドの人って、本当にカレー好きなんだよ。三食とも食べてたりする」
「飽きないんですかね」
「それが、中身が違うんだ。魚だったり豆だったり肉だったり。味もスパイスで全然違う。最初のうちは辛すぎて腹壊してた」


そういえば、そんなことも聞いたような。


「あとは、時間にルーズで困ったな。十三時にアポイントを取っても平気で十五時くらいまで待たされる」
「えっ!」


日本なら取引停止になりかねない。


「やっぱりすさまじい人の数だし、パスなんて乗れたもんじゃない。知らずに乗ったときは、つぶされると思った」


彼はそのときのことを思い出しているのか、クスッと笑っている。
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