君を愛で満たしたい~御曹司のとろ甘な溺愛~
「さてと、もう眠いだろ。目がトロンとしてて色っぽいぞ」
「そんなことは……」


色っぽいなんてことはないと思うんだけど。

ただ、彼の話が楽しくてたまらない一方で、アルコールのせいか眠いのもたしかだった。


「シャワー先に使って。そこを出て左。着替えは適当なのを出しておく」
「ありがとうございます」


本当に泊まるんだと今さらながらに実感が湧いてきて、緊張してしまう。
がっ、もう仕方がない。

大きな窓が付いている広いバスルームでシャワーを借り、彼が用意してくれたダボダボのジャージを着て出ていくと、思いきり笑われてしまった。


「そんなに笑わなくても」


無駄に手足の長いあなたが悪いんだから!


「ごめん。かわいいなと思って。やっぱり守ってやりたい」


守って……。
きっと哲也に言われたことを否定してくれているのだろう。本当に優しい人だ。
< 99 / 315 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop