暴走族の姫 Ⅱ
優喜に関しては、兎に角触りたがった。
















沙羅はなんかよく分からない医療学的な事言ってる。
















蘭は吃驚して動く事に、ただただ感心している様子だった。

















麗は、胎動を知らなかったようで…。















麗「動かないでぇぇぇえ!悠のお腹が千切れちゃう!」
















千切れません。















優喜「なに言ってんだ。千切れねぇし。それに動いた方が赤ん坊の運動にもなっていいんだ。多分…。」

















た、多分!?大丈夫かな?
















優喜「っ!また動いたぞ。」

















なんか凄いなぁ。関東一の暴走族の幹部たちに囲まれている。
















麗「ぁっ!ほんとだ!動いたっ!」

















なんだか、皆が子供に思えてきた。















ちょうど私のお腹の辺りに皆の顔があって、撫でやすかったので撫でてみた。
















沙羅「え?どうしたんですか?」

















沙羅はなんだか不思議がっていた。
















蘭は気持ち良さそうにただ私の手に任せていた。
















麗はむしろ私の手に自分の頭を擦り付けていた。
















優喜に至っては、撫でていたら私のその手をとってキスし始めた…。
















悠「ちょ、とょっとっ!アッダメだってっ!もう。」
















優喜は何故か勝ち誇ったような顔をして微笑んだ。






















とにかく幸せだった…。















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