うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
社長だって今は寛大でいてくれているけれど、時期がきたら彼と見合う女性と結婚を……と思うかもしれない。

そうなった時、私は社長の秘書として身をひくべきだ。――でも、今だけはいいかな?

副社長と過ごす時間を大切にしても。なにもかも忘れて、恋愛を楽しんでもいい?

彼を見つめると、副社長も私を真っ直ぐ見つめていて胸が高鳴る。

今日一日だけで終わりにしたくない。もっと彼のことを知りたいから。

「あの……私たちのこと、会社の人たちには社長以外には秘密にしていただけませんか?」

いつか終わりがくるかもしれない。その日に備えて彼との関係は秘密にしておいた方がいい。

お願いすると彼は渋い顔をしながらも、「わかった、キミがそれを望むなら」と了承してくれた。

「ありがとうございます」

よかった、わかってくれて。彼との未来に永遠なんて約束はないんだ。だからこれでいい。

その後、副社長が予約してくれていたレストランで、夜景を見ながら美味しい料理を頂いた。
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