うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
彼に投げかけられた疑問に言葉が続かない。

副社長は今後、休日に外出したり仕事終わりに食事に行きたいと言っていた。私もそれを了承したのに、なに言ってるんだって話よね。

けれど彼は会社の副社長という立場で、尚且つ女性社員にも人気がある。

ただでなくとも社長秘書としてなにかと目立つ立場にいるのに、副社長と休日デートしているところを見られたら、あらぬ噂が立てられそうで怖い。

私……芽生えた気持ちを大切にしたくて、こうして彼と付き合う道を選んだけれど、その後のことはなにも考えていなかった。

副社長に釣り合うわけない、身分違いだって理解していたのに……。

初めて恋人と呼べる存在ができたことに浮かれ、今日があまりに楽しすぎて忘れていた。

堀内さんを見かけて一気に現実に引き戻されたよ。例え私が副社長に恋したとしても、この関係は永遠に続かないものなのかもしれないと。
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