うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「……よし」

気持ちをリセットして、キッチンの片づけから取り掛かかった。

その後、冷蔵庫に入っていた卵とネギを使いお粥を作る。快適に暮らせる程度片づけをし、出来上がったお粥を持って寝室に入ると、気づいた副社長はゆっくりと起き上がった。

「悪い、……寝てた」

「いいえ、むしろ寝ていてくださってよかったです。どうですか? 食べられそうですか?」

尋ねると彼は照れ臭そうに頷いた。

「……あぁ」

やっぱりほんのりと頬や耳を赤く染める彼の姿に、自然と笑みが零れる。

「どうしますか? こちらで食べますか? それともリビングまで行けそうですか?」

まだ体調が悪いと思って寝室まで持ってきたけれど、先ほどより顔色もいい。

寝室で食べるのは嫌かもしれないと思い尋ねると、彼はベッドから降りた。

「リビングまで行くよ」

「わかりました」
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