うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
いいんですか? そんな嬉しいこと言われちゃったら、一生忘れられませんよ?

廉二郎さんとの関係は、いつか終わりが来るかもしれないと思ってきた。……けれど夢みてもいい?

あなたと生涯、共に歩んでいける未来が訪れることを。

身分とかそんなの関係なく、たった好きって気持ちひとつで、一緒にいられると。

すると廉二郎さんはなぜか急に周囲を見回した。

「廉二郎さん?」

どうしたんだろうと思い声を掛けると、彼は触れるだけのキスを落とした。

突然のキスに茫然となる。

そして固まる私の頭をクシャッと撫でると、最後にもうひとつ額にキスを落とし、「おやすみ」と囁き帰っていった。

「……不意打ちはズルイです」

彼の運転する車がすっかり見えなくなった頃、やっと声が出た。

手は最後にキスが落とされた額に触れる。
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