うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
「でも言いたくもなる。たまに会う廉二郎は幸せそうで、こうして毎日顔を合わせているキミも、以前よりぐっと綺麗になった。……二人の交際が順調だとわかるからこそ言いたくなるんだ」
「社長……」
すると社長はにっこり笑い、再び問う。
「どれ、もう結婚式を予約してこようか?」
「……けっこうです」
丁寧にお断りすると、「つれないなー」と言いながら社長は笑い出した。
けれど私も廉二郎さんと過ごす時間を重ねていくたびに、彼との交際の先に結婚を意識するようになった。
朝起きたら一番に「おはよう」って挨拶ができて、一緒に料理を作ったり家のことをしたり。休日はのんびり過ごしたり。
時々実家に立ち寄ってみんなで食卓を囲んだり、社長と共に三人で食事に出掛けたり……。
妄想は膨らみ、彼との結婚を夢見るようになっていった。
それから時は流れ、廉二郎さんと付き合いはじめて三ヶ月が経った。
この日も朝一番に出勤し、誰もいないオフィスに入り、バッグの中身を引き出しにしまい、机の上に貼られた伝言付箋を確認する。
「社長……」
すると社長はにっこり笑い、再び問う。
「どれ、もう結婚式を予約してこようか?」
「……けっこうです」
丁寧にお断りすると、「つれないなー」と言いながら社長は笑い出した。
けれど私も廉二郎さんと過ごす時間を重ねていくたびに、彼との交際の先に結婚を意識するようになった。
朝起きたら一番に「おはよう」って挨拶ができて、一緒に料理を作ったり家のことをしたり。休日はのんびり過ごしたり。
時々実家に立ち寄ってみんなで食卓を囲んだり、社長と共に三人で食事に出掛けたり……。
妄想は膨らみ、彼との結婚を夢見るようになっていった。
それから時は流れ、廉二郎さんと付き合いはじめて三ヶ月が経った。
この日も朝一番に出勤し、誰もいないオフィスに入り、バッグの中身を引き出しにしまい、机の上に貼られた伝言付箋を確認する。