うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
だからこそこんな事態に陥り、自分が現場にいられないことを許せないんだと思う。……思うけど――。
「社長、退院はだめです」
「井上くん!」
珍しく声を荒げる社長に怯みそうになるも、自分を奮い立たせる。
「ここで社長がご無理をなさり、ますます症状が悪化されたらどうするんですか!? 自主回収自体初めてで、きっと社内は混乱しますし、我が社のイメージダウンに繋がる案件かもしれません」
「……っ! だからこそ私が出ていくべきだろう!」
叫ぶ社長を落ち着かせるよう、冷静に言った。
「しっかりお身体を直し、万全の体勢でないと意味がございません! 中途半端なまままた無理されて、一番迷惑なのは廉二郎さんですよ!? 」
廉二郎さんの名前を出すと、社長は押し黙り顔を伏せた。
「社長のお気持ちはわかります。……ですが今は、一日でも早く元気になることを考えてください。それが私たち社員のためでもあり、廉二郎さんのためでもありますから」
「井上くん……」
私の気持ちを理解してくれたのか、社長は力なくベッドに腰掛けた。
「社長、退院はだめです」
「井上くん!」
珍しく声を荒げる社長に怯みそうになるも、自分を奮い立たせる。
「ここで社長がご無理をなさり、ますます症状が悪化されたらどうするんですか!? 自主回収自体初めてで、きっと社内は混乱しますし、我が社のイメージダウンに繋がる案件かもしれません」
「……っ! だからこそ私が出ていくべきだろう!」
叫ぶ社長を落ち着かせるよう、冷静に言った。
「しっかりお身体を直し、万全の体勢でないと意味がございません! 中途半端なまままた無理されて、一番迷惑なのは廉二郎さんですよ!? 」
廉二郎さんの名前を出すと、社長は押し黙り顔を伏せた。
「社長のお気持ちはわかります。……ですが今は、一日でも早く元気になることを考えてください。それが私たち社員のためでもあり、廉二郎さんのためでもありますから」
「井上くん……」
私の気持ちを理解してくれたのか、社長は力なくベッドに腰掛けた。