うぶ婚~一途な副社長からの溺愛がとまりません~
返事をするものの、本当にこの格好でいいのか不安になる。ひとりだけ着物なんて気合い入れ過ぎじゃない?
けれどせっかく着付けてもらったんだもの。やっぱり脱ぎますとは言えない。
去っていく店員の背中を見送り、腹を括った。
着物なんて着るのは成人式以来だし、着られてラッキーだと思えばいいよね。開き直りゆっくりとドアを開いた。……開いたけれど、中の様子が目に飛び込んできた瞬間、息が詰まった。
「……う、そ」
広い二十畳ほどの室内には、家族全員と談笑している社長と、そして廉二郎さんがいたのだから。
これは夢……? だって廉二郎さんがいるなんて――。
信じられなくて立ち尽くす私にみんな気づき、一斉に視線を向けてきた。
家族はしてやったり顔でニコニコ笑っていて、社長は厳しい表情をしている。
そしてゆっくりと私の方へ歩み寄り、私を見据えると表情を崩した。
けれどせっかく着付けてもらったんだもの。やっぱり脱ぎますとは言えない。
去っていく店員の背中を見送り、腹を括った。
着物なんて着るのは成人式以来だし、着られてラッキーだと思えばいいよね。開き直りゆっくりとドアを開いた。……開いたけれど、中の様子が目に飛び込んできた瞬間、息が詰まった。
「……う、そ」
広い二十畳ほどの室内には、家族全員と談笑している社長と、そして廉二郎さんがいたのだから。
これは夢……? だって廉二郎さんがいるなんて――。
信じられなくて立ち尽くす私にみんな気づき、一斉に視線を向けてきた。
家族はしてやったり顔でニコニコ笑っていて、社長は厳しい表情をしている。
そしてゆっくりと私の方へ歩み寄り、私を見据えると表情を崩した。