お嬢様、今夜も溺愛いたします。


「んもうっ〜!!
せっかく美都ちゃんとのご飯なんだから、そういうのはナシナシ!ね、美都ちゃん?」


「あっ、はい!
そうですね!」


「美都、動揺しすぎ」


「だって………」


界さん、男性とは思えないくらいすっごい綺麗なんだもん。

モデルさんかと思うほどスタイルもいいし、憧れるほど素敵。


「こんなに美人さんとお話する機会なんてないから、緊張しちゃって……」


「っ〜!!
美都ちゃん、可愛い!
可愛すぎる!!」


「えっ、界さ……」


「おい」


目をキラキラさせて抱きついてこようとした界さんの頭をゲシッと叩く紗姫。


「こんなの黒木に見られたら、殺されるぞ界」


「ごめんごめん。
ついっ!!」


てへぺろと両手を合わせて謝る界さん。


「今日、黒木は?
一緒じゃねーの?」


「え?黒木さん?」


思わぬ名前に、ピクッと反応する私。


「あ〜、今日はまだ会ってないのよ。
授業かぶらなかったし」


とんかつを入れた口をもぐもぐさせながら、そう言う界さん。


紗姫も同じようにとんかつを食べてるから、なんだか姉弟を見ているようで、ふふふっと和む私。

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