蘇らせ屋のボクとヒトゴロシのキミ
「お姉ちゃんはそこまで空腹だったの。ねぇ、これって誰が悪いって言えるの? お姉ちゃんが悪いなんて、誰が言えるの?」


「で、でも……ナイフがあったなら、ノコギリは必要ない。柚木さんの言っていることは矛盾してる」


僕は必死の思いで言葉を紡いだ。


柚木さんはお姉さんが有利になるよう、嘘をついている。


柚木さんは僕の言葉にグッと言葉を詰まらせた。


そして僕を睨み上げる。
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