プロポーズは突然に。






「今更?」

「面倒くさくない日にしようと思ったらたまたま今日だっただけ」




相変わらずの素っ気ない態度。愛想の欠片もない。ニコリとも笑わない。

だけど、そんな私に彼は面倒なこと一つ言わない。

それも…少しだけ心地がいいんだ。




「ふーん…漸く懐いたか」

「人を猫みたいに言わないで」

「猫より可愛いな、おまえは」

「…」



そんな台詞に頬を赤らめることだってしないのに。

一体どこをどう見てそんな風に思うのか理解不能だ。



< 147 / 370 >

この作品をシェア

pagetop