秘密の恋は1年後

「ふたりのことだから口出しは無用だとは思ってるけど、アイツの気持ちは信じてやってね」
「っ!! ……はい」

 尚斗さんの気持ちを信じる。
 私を選んでくれた彼を信じてはいるけれど、でもやっぱり自信はない。
 どうして私を?って、ことあるごとに頭の隅で考えてしまうのだ。

 そんな私の考えを見通したのか、愛斗さんはふっと小さく微笑んだ。


「大丈夫。麻生さんは俺のお墨付きだよ」

 パチッと綺麗なウインクをひとつ投げかけられ、不覚にも思い切りドキッとしてしまった。


 それから、汐留の社屋前まで送るという心遣いにありがたく受け取り、再び車に乗り込む。
 ゆっくりランチを取ったけれど、午後の予定に響かない時間に戻れそうだ。

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