クールな社長の耽溺ジェラシー
スイートルームなんて設計で携わったことはあれど、プライベートでは一生泊まることがないと思っていた。
それがいま、大好きな人とこうして夢みたいな時間を過ごしている。
いかにも高そうなアンティークのインテリアやふかふかの絨毯、キングサイズのベッドに目を奪われていると、夕が私を捕まえるようにうしろから抱き締めた。
腰からお腹に手が回り、甘えるように頭のてっぺんにキスをされる。
「小夏があの人と話しているとき……なにもないってわかってても嫉妬した」
「夕……」
うしろから話しかけられるのは物足りなくて、夕に向き直ると、熱を孕んだ視線に見つめられた。
「俺が知らない小夏を知っているのかと思ったらもっと嫉妬した。付き合ってるって言ったのは……小夏の一番は俺
だって言いたくなったんだよ」
「前は一番になること、嫌いだったのにね」
「いまも興味ない。……けど、小夏の一番だけは譲れないから」
じっと見つめ、あやすように頬に触れてくる。その柔らかな手つきから、私のことを愛しいと思ってくれていることが伝わってきて、胸が嬉しさで震えた。
呼吸も忘れそうなほど苦しい。苦しいのに、幸せだ。
「余裕ないよな。ホント……さっきからずっと小夏を俺だけのものにしたいって思ってる」
「そんなの……もう、なってるよ」
私の隣にずっといてほしい人は夕以外にありえない。この幸せがずっと続けばいいと思っている。
「小夏、好きだ」
キスを交わし、夕がベッドへ腰掛けると、膝の上に座らされた。そのまま口付けをかわしていると、ふと離れる。